いえねこ修行
銀次くんは福島県のヒトのいないエリアで生まれ育ったそうです。
だから、ヒトを嫌いではないのですが、保護されてから初めてヒトと暮らすことになったので、浦島太郎のような感じなのかも。
最初はシェルターで、沢山のセンパイ猫さん達に囲まれて暮らしていました。
野生動物と戦いながら狩りをしなくても毎日美味しいゴハンにありつけるという、安心で安全なシェルター暮らしは、きっと夢のような日々だっただろうな~。
でも、シェルターには定住できないので、銀次くんは自立するためにも、譲渡会に参加してヒトの相棒を見つける必要がありました。
何度か譲渡会に参加しているうち、私たち(ヒト:オスと、ヒト:メス)が相棒に名乗りを挙げたので、そこから家猫修行がはじまりました。
どんな修行かって?
ボランティアの方の一般家庭で、お手本猫さんに習って、ネコ少なめ、ヒト多めの環境でホームステイをすることなんですが、3週間ほどの間に銀次くんはすっかり馴染んで、楽しく毎日を過ごしていたようです。
銀次くんの《通信簿》
生活態度:よく食べます。
センパイ猫さん達の食べ残しまでたいらげます。
お友達とも仲良く遊んでいます。
爪切り検定:合格
特技:手酌
修行中、風邪気味なのか、おメメがショボボ~ンで目やにが出てきてしまいました。(;´∀`)
が、なんとか修行を終えて、お迎えする日が決定しました♪
その間、私たちもケージを買って組み立てたり、ゴハンやトイレなどの基本的なアイテムを購入して、お迎えする準備をしておりました。
はやくモフりたい…。
出会い
『猫を飼いたい!』という想いが現実味を帯びたのは2017年が明けた頃 でした。
それまで暮らしていたペット不可物件から、猫を飼うために引っ越しをしました。
やっと荷物が片付いた6月になって、初めて譲渡会に行くことにしたのですが、自宅から比較的近い所で開催していた会場内には、なかなかにクセのあるメンツ揃いで、完全に出鼻をくじかれました。
『初めて猫を飼うヒトにはハードル高いな~』
と、ダンナさんと凹んでトボトボと帰りました。
その翌週、今度こそ運命の猫さんと出会えるかもしれない、と少し規模の大きな譲渡会をネットで見つけて、お出掛けの準備をしていたら、ダンナさんが、『新宿でも譲渡会があるみたいだよ?』と。
『ふ~ん、じゃ、そっちに行ってみようか。』
その日に出会ったのが銀次でした。
おメメがキレイな第一印象で、保護された経緯や、チャームポイントを伺っている間中、ダンナさんがず~っと撫でくりまわしていたのに、嫌がるどころかお腹をみせてゴロンゴロンと甘えん坊な様子を見せてくれました。(*´∀`)♪
近っ!
つづく。